歯科医のファクタリングの活用例、レセプト現金化で気軽に資金調達

診療報酬債権(レセプト)を活用し、今すぐ現金化できる「診療報酬ファクタリング」
銀行などの融資と比べ資金調達のスピードが速く、使用用途は自由(※ファクタリングの契約法や会社によります)、さらに建築業や卸売業などの一般の業種のファクタリングと比べると医療関係者が利用できる診療報酬ファクタリングは比較的手数料が安いため、その利便性からここ数年は歯科医師の方のファクタリング利用も増えています。
診療報酬債権という「資産」をうまく活用し、効率よく資金調達が可能となります。
歯科ファクタリングをお得に利用するために
ファクタリングとは「数か月後に支払われるお金」を今すぐ現金化する契約ですが、売掛先が一般の会社である通常のファクタリングとは違い、診療報酬債権を利用したファクタリングは国が売掛先、つまり倒産リスクは限りなくゼロに近く、ファクタリングとして利用される債権の中でも優良債権です。
そのため、手数料は比較的安く、歯科医の方の利用ケースではファクタリング手数料は1.5%~5%程度(※1)(通常のファクタリングは3%~8%程度)と安くなっています。
(※1)診療報酬債権を紹介してるネット情報では「診療報酬債権なら1.5%~3%程度まで」と書いてるところも多いのですが、実際には契約内容や利用者の情報(借り入れや税金の未納など)によって若干変動することがあり、実際に診療報酬債権を利用したファクタリングでも8%程度の手数料を支払ってる例は多く見受けられます。
歯科・医療を専門に取り扱うファクタリングが安い
診療報酬債権を扱ってるファクタリング企業はいくつかありますが、中でも医療法人や歯科医院向けの診療報酬債権専門のファクタリング会社は手数料も安く、レセプトの取り扱いにも慣れてるので審査も速く契約もスムーズです。
また大口の場合、さらに安い手数料(1%以下)で利用することも出来ます。
一般業種のファクタリング会社と比べるとメリットが多いのでおすすめできます。
なぜ歯科医のファクタリングが増えてるの?
ファクタリングはその特徴として
・資金調達までの期間が速い(早ければ数日)
・審査が通りやすい
・保証人や担保が不要
・銀行などの信用情報に影響しない
など様々なメリットがあります。
このようなことから歯医者さんや医師の間でも診療報酬ファクタリングは一般的な資金調達法となりつつあります。
歯医者さんのファクタリングの利用例としてよくあるのは
「事業を拡大したいけどすでに銀行から融資してもらってるので審査が厳しい」「利息が高い」「めんどくさい」だからファクタリングで簡単に資金調達したいというケースです。
手堅く速い資金調達として診療報酬を活用したファクタリングは徐々に歯科医や医師の間でも浸透しつつあります。
またファクタリングは債権の譲渡契約であり、いわゆる借り入れではありません。
ですので銀行や消費者金融、クレジットなどの場合、他から融資を受けると信用情報からすぐにわかり、取引などに影響することがありますが、ファクタリングの場合そのような心配がないのも特徴です。
歯科ファクタリングは使用用途は自由!
一方で歯医者さんの中には経営が厳しく、資金繰りを何とかしたいということで資金難でファクタリングを利用するケースも増えています。
昔と違って、最近は銀行はかなり歯科医に対して厳しい目で見ており、融資を渋られた歯科医も多いと聞きますが、そんな時に活用されるのがファクタリングです。
また、最近では個人的なことで現金が欲しいけど、もちろんそんなことに銀行は貸してくれない、かといって消費者金融は…という理由でファクタリングを利用される医師の方も増えています。
ファクタリング会社の方とお話してると医師や歯科医師の方がファクタリングを利用するケースのほとんどは歯科業務や事業以外の個人的な用途だという話もよく伺います。
ファクタリングは銀行のように使用用途にそこまでうるさくないのでそういう部分も利用が多い理由かもしれません。
ファクタリングはその気軽さから利用者が年々2割ほど増加しています。
歯医者さんのファクタリング利用で多いのはこんなケース
機材の購入を安くするため
医療器材がかなり古くなり、診療所の改築と同時に機材も新しいものを購入することにしましたが、改築分については銀行から融資がおりたものの、新しい機材については銀行から融資が降りず。
ファクタリングは手数料がかかるものの、現金で支払うことでメーカーからは割引の取り付けをしてもらい、ファクタリング手数料より安いので利用しました。
事業拡大のため
知り合いの歯科医院が体調の問題から閉院を検討しており、私が買い取る、いわゆる第三者継承をすることでその歯科医院を継続することが決まりました。
すでに銀行や国金からは借り入れがあり、資金調達をどうしようか悩んでいましたが、そこで利用したのがファクタリングです。
実は別の事業をしており、その際にファクタリングの存在は知っていましたが、手数料が高いのを知ってファクタリングはやらないと決めていました。
しかし診療報酬債権をファクタリングすれば手数料ははるかに安いことを知ってファクタリングを活用しています。
従業員の給料支払いのため
近隣に歯科医院が新たにでき、今までの若い患者さんがほとんどそちらに移ってしまったように感じています。
今まで地域でずっとやってきた自負がありますが、やはり診療所のイメージが古いのか、今来院される方は高齢者の方ばかりになりました。
当然収入は大きく減り、従業員の支払いが厳しくなりましたが、すでに銀行や国金から融資を受けており、さらに親からも開業の際に借りて、妻の実家からも難しい状況で困っていましたが、そこでファクタリングの存在を知りました。
現在は知り合いのケアマネージャーさんから患者さんを紹介してもらい訪問介護などで経営を立て直すことができました。
今後歯科医の間でもファクタリングは一般的となる?
これからさらに増えるファクタリング。
ファクタリングはネガティブなイメージがあるという人もいますが、このようなファクタリングをポジティブ的に使う歯医者さんの使い方は実は「ファクタリング本来の正しい使い方」といえます。
キャッシュフロー重視の海外ではファクタリングによって素早く現金化を行い、その資金を別の投資や事業の拡大に回すことで速く事業を大きくすることが流行っています。
ファクタリングがあまり浸透してない日本と違い、海外でファクタリングが一般的なのはこのためです。
特に診療報酬債権の場合、ファクタリング手数料も他の債権でファクタリングを行うよりもはるかに安いのでうまく活用すればどんどん事業を拡大させることが出来ます。